先日、小池直己・佐藤誠司共著『英語の落とし穴大全』(青春出版社)という本を買った。この本は英文法の細かい、日本人が間違えそうなところを指摘したものである。例えば中学校で習う“from A to B”の表現。日本人は「「AからBまで」」という時は、この表現を使うが。この本に書いてある例文には“She has seven to eight thousand followers on Twitter.”(彼女には7000人から8000人のフォロワーがいる。)という訳になっているが、解説によると「名詞句として使う時は、fromを省くのが普通。」と書かれてあるのを見て、正直m「知らんかった!」と思った。また主語が“everypne”の場合、それで受ける代名詞が“彼ら、彼女ら”を表す“their”を使うということ。例文には“Everyone has their own lifestyle.”のような私たちが気がつかないような細かいことまで、説明がしてある。英語教師にとって文法知識は必須であることは言うまでもない。しかし私を含め、文法知識を完全に習得している教師はどれぐらいいるだろうか。この本を読んで、自分自身まだまだ勉強不足を実感するばかりである。半面「へぇ~。」と思えるような出会いがあったりして、文法知識の理解が面白かったりする。これを学生さんたちに還元できるようにしていきたいと思う。文法を習得することは大変だが、これからどんな出会いがあるのか楽しみである。 令和6年8月16日