ブログ~京の散歩道~「大学で教える英文法」」を読んで~

先日、神戸三宮のジュンク堂で畠山雄二編集「大学で教える英文法」(株式会社くろしお出版)を購入した。少し興味を惹かれるタイトルだったので、購入した。大学で一般教養の英語を担当しているが、私が担当している学生さんの多くは英語が苦手としている学生さんが多いので、理論優先の英文法を丁寧に指導することで英語理解に努めるようにしている。同著は理論的な説明を基準としている。例えば動詞は現在形と過去形のみで未来形などというものは存在しないということ、それに伴って時制においても現在時制と過去時制のみで、未来時制などというものは存在しないということをはっきりと述べている。他には感嘆文の説明において、「へぇ~、今までそんなこと知らなかった!」と思ったのは、例えば、“What a beautiful city Kyoto is!”という英文は“ a beauyiful city”の部分を“beautiful”と“a city”にしてhowを使って、“How beautiful a city Kyoto is!”と言い換えが可能だと記載してある。まさに‘眼から鱗’だった。howを使った感嘆文は“How 形容詞(副詞)主語 動詞!”が基本として学んだ私はびっくりした。まさに“大学で教える英文法”だと思った。大学生に教えるということは、もちろん基本も教えなければいけないが、それにプラスアルファが教える側には求められるということを改めて実感した。         令和6年9月22日