今日、高校野球春季大会の近畿地区の1回戦の試合で大阪桐蔭と東洋大姫路の試合が行われた。東洋大姫路が大阪桐蔭を結果は8回コールドで圧勝した一方的な試合という結果に終わった。大阪桐蔭を日本全国、知らない人はおそらくいないだろう。強豪大阪桐蔭に圧勝した東洋大姫路も名門ではあるが、まさかコールドとはいうのが正直な感想だった。監督の岡田監督は前任校が履正社で、ご存じの通り、何度も甲子園出場を果たし、夏の大会で全国制覇も果たした強豪校である。岡田監督は出身は元々は東洋大姫路で自身も甲子園に出場し、甲子園というところを熟知している、名将という名にふさわしい監督である。もちろん大阪桐蔭の西谷監督のことも熟知しているが、改めて岡田監督は1977年の夏の全国制覇依頼、東洋大姫路を優勝させてくれるのではないかと、姫路出身の私としては期待している。私は岡田監督が勝ち方(結果の出し方)を知っている人だと思っている。これを英語教育に置き換えてみると、生徒に英語を理解させるためには、まず文法というルールをしっかりと身に付けさせることだと私は思う。私は前期、後期共に最終授業の時に学生さんに無記名で私の授業の感想文を書いてもらっている。そうすると、私の授業は分かりやすいという感想が結構多い。自画自賛するつもりではないが、偏差値の低い三流工業高校卒の私が、非常勤講師とはいえ、大学教師をするまでに至ったのは、勉強ができるとかという話ではなく、専門学校は夜間部、大学の学部と修士課程は通信しか出ていないにも関わらず、結果の出し方を知っていたからであると私は考えている。もちろんいろんな人たちの協力、手助けがあったことは言うまでもない。しかし結果の出し方を知っている、知っていないというのとでは、自分の人生において大きな違いが生じてくる。しかしながら結果の出し方を知っているというのは、私たちが思っているほど、簡単なことではない。最終的にはその人がどれだけ、苦労して、困難を乗り越え、賢明に一つのことをやり続けてきたかということに尽きるのではないかと私は考えている。令和7年5月25日