大学の非常勤講師になって5年目を迎えた。私が担当している学生さんたちは英語が苦手としている人たちが多い。正直私の授業は中学校レベルの授業である。もちろん教科書の内容はそれなりのレベルのものだが、実際のところ彼らは教科書の内容を理解することが難しい。小テストも中学生レベルの内容にして、点数を取りやすいように工夫はしているつもりだが、それでも点数がなかなか取れない。品詞も理解できていない学生さんも結構多い。だから授業のなかで30分~1時間くらい時間をかけて説明もする。本来中学校で理解しておかないといけないレベルが大学で理解できていないのはかなり問題だが、もちろん彼らの努力不足もあるかもしれない。しかし中学校現場にいた者として教師がこれらをしっかりと教えていないのも事実である。だから一概に彼らの努力不足とも言えないと私は思っている。話すことに力をいれ、文法軽視の授業が英語が苦手、又は理解ができない生徒、学生が増えているのも仕方がない。私が中学校で教えられてきたいくつかの間違いを指摘すると結構学生さんたちは真剣に聞いている。「えぇ~!」という表情をしている学生さんたちも結構いる。改めて私が言いたいのは今の話すことに重点をおいた日本の英語教育は根本的に間違っている。だから英語教師は、教科書に書いてあることや、その他の参考書などに書かれてあることを間違いは間違いとはっきり批判する必要があると私は考えている。今後‘critical thinking’が増々必要になってくると私は考えている。 令和8年5月4日